あらすじ
  • 目覚め
  • カノンノとの出会い
  • キミはディセンダー
  • 閉ざされた街
  • レジスタンス

目覚め
世界樹の恵みによって繁栄した世界、テレジア。
主人公は世界中の根元で目を覚ます。
その目覚めのために呼びかけていたのは
ヤウンという異世界からきたモルモだった。
モルモは主人公を、テレジアの世界樹より
産み落とされたディセンダーであり、
モルモもまたヤウンのディセンダーである事を語る。
この世に誕生したばかりの主人公は、
経験がなく、自分が何をすべきかも知らなかった。
モルモが世界の状況、主人公の役目について
話そうとした時、遠く方悲鳴が上がった。

悲鳴の主は少女だった。
一人の兵士に追い詰められている。
兵士は主人公の存在に気づき、
一方的にスパイである疑いをかけ、
襲い掛かってきた。

カノンノとの出会い
主人公が、兵士を速やかに討ち果たしす。
少女の名は、カノンノと言った。
そして、カノンノの身を案じ、探しに来たのであろう
青年、チェスターが現れる。
チェスターは、主人公とモルモに、
難民かとたずねる。

どうやら難民とされる者は容易に街へ入ることが
出来ない様子だった。
難民ではない事を説明するが、話を理解してもらえず
カノンノからは記憶喪失ではないかと勘違いを受ける。
この場が危険であると、早々に引き上げようとする
チェスターとカノンノ。
去り際にチェスターは、
行き場がなければクラトスという男を
訪ねるようにと言う。
主人公とモルモも、
街へ向かって歩き出す事にしたのだった。

キミはディセンダー
街へ足を踏み入れ、世界樹の全貌を見渡すモルモ。
その大きさと、豊富なマナに驚きの声を上げる。
マナとは、世界樹が生み出す世界を構成する
源の力である。

モルモは、語る。
ディセンダーとは、世界が危機に瀕したときに、
世界樹が生み出す、世界を守る存在であること。

主人公とモルモは、
それぞれ世界は違えどディセンダーである事。
モルモの故郷は、ほんの僅かに世界樹を残し
大地を喰らう魔物に喰らい尽くされた事。
そして今、大地を喰らう魔物の脅威は
テレジアにあり、主人公は
世界を救うべく誕生した事を…。

閉ざされた街
街を歩いていると、騒がしい場に遭遇する。
それは、この街の統治者、ガンゼルによって
今まさに一人の男が罪人として連行される
ところだった。
どうやら、街を出てはいけないという、決まりが
あるらしい。

世界樹を狙う他国からのスパイを入れないためと
カンゼルは言う。

連行される男は、娘のために薬草を取りに出ただけ
だと主張し、スパイであることを拒否したが、
有無を言わさず街の外へ追放されてしまった。

街の人間は皆、怯えた様子で面持ちは暗い。
ともかく街の外へ容易に出られない事に、
モルモは難儀な先行きを予感した。

レジスタンス
主人公達が入った街の名は、
アイリリーと呼ばれていた。
ガンゼルが街の民から交易の自由を奪ったため、
人々は貧しく、街の外へ出る事まで禁じられて
いるために物不足に悩んでいた。

チェスターに教えてもらったクラトスという男を
訪ねる為にギルドに向かう。
迎えてくれたのは、受付のリフィルという
女性だった。

リフィルは街では見かけない主人公を
見て、難民かと尋ねた。
難民と言うのが何であるかを解さないモルモは、
とりあえず、チェスターからクラトスを紹介して
もらった旨を伝える。
クラトスという男はアドリビトムのリーダーだった。
アドリビトムとは、表面上ギルドの形を取りながら
人々を守るために作られた自治組織である。
そして、組織の人間は貧しい民衆に必要な物資の
調達を行うために、外へ出る抜け道を知っていた。

街の外へ出て、世界の有様を把握したい
主人公とモルモは、アドリビトムの加入を
希望する。
しかし、クラトスの返事は冷たく、
街の民からの依頼を確実に成せるかどうか
しばらくは試されることとなった。

クラトスが組織について、説明するために呼んだのは
以前助けた少女、カノンノだった。
アイリリーでは地下組織であるアドリビトムは、
各街に支部が存在しているという。
カノンノ話は続く。
この世界、テレシアの民は、突然現れた
大地を食い尽くす魔物「蝕むモノ」に怯えている。
そして、蝕むモノに故郷を奪われた人は
難民として明日をも知れない生活を送っていた。

アイリリーの街を蝕むモノの侵入から守っているのが
世界樹だという。
その世界樹を他国が狙っているために、ガンゼルは
街を閉鎖したと主張しているらしい。
だが、他国との交渉を断ち、難民に厳しくスパイの
疑いをかける事にアイリリーの民衆は不満を
抱いているようだった。

アドリビトムは、街の外へ出て物資を調達、
あるいは配送等、街の民からの依頼を請け負う一方で、
アイリリーをガンゼルの圧制から開放する
ためにも活動をしていた。

主人公とモルモは、改めてアドリビトムに
協力する事を決め、いつか共に蝕むモノに
勝つ為に決意を新たにしたのだった。

試験的にアドリビトムとなった主人公。
まず、民衆から寄せられた依頼を1つ片付ける。
喜ぶ依頼者を見て、モルモはこうやって自分が助け、
守るはずだった故郷はもうないのだと思いを馳せた。
モルモの故郷、ヤウンに残る僅かな世界樹の一部。
その世界樹が枯れてしまうまでがモルモに残された
時間だという。
世界樹の分身であるモルモは、世界樹がかれると、
その存在が消滅してしまうらしい。

それは、テレシアのディセンダーである
主人公とて同じ事を意味していた。


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